Codexをブログ運用に使うなら、記事を書かせるだけでなく、公開前チェックまで任せるとかなり便利です。
私は実際に、SEO監査用のスキルを作って、タイトル、導入文、見出し構成、独自性、収益導線を公開前に確認しています。
この記事では、CodexにSEO監査スキルを持たせる方法、AGENTS.mdとの違い、サムネ作成で失敗したこと、ChatGPTと役割分担した方がよかった作業をまとめます。
この記事で使っているCodexについて
この記事で使っているCodexは、主にデスクトップアプリ版です。ローカルの作業フォルダを見ながら、下書きHTML、画像、SEO監査スキルをまとめて扱えるところが便利でした。
記事制作全体をCodexで効率化する流れは、以前に書いたCodexで記事制作を自動化する方法でもまとめています。この記事では、その中でも公開前チェックとSEO監査スキルに絞って書きます。
Codexは公開前チェック係として使いやすい
Codexをブログ運用に使っていて感じるのは、単に本文を書くだけのAIではないということです。
下書きを整える。HTMLプレビューを作る。画像やリンクを確認する。公開前にSEOの弱いところを見る。こうした細かい作業まで一緒に進められるので、記事を出す前の確認役として使いやすいと感じています。
特に便利だったのが、SEO監査用のスキルを作っておくことでした。
SEO監査スキルで公開前チェックをする
自分で書いた記事は、どうしても弱点に気づきにくいです。
タイトルで読者のメリットが伝わっているか。導入文で結論が見えるか。見出し構成が検索意図に合っているか。本文が一般論だけで終わっていないか。内部リンクや収益導線が自然か。
こうした観点を毎回手で確認するのは大変です。そこで、CodexにSEO監査スキルを持たせて、公開前にチェックしてもらうようにしました。
見る項目をあらかじめ決めておくと、記事ごとのチェック品質が安定します。
- タイトルの強さ
- 導入文の引き
- 見出し構成
- 本文の具体性
- SEOの強さ
- 独自性
- 読者満足度
- 収益化導線
普通に「この記事を見て」と頼むより、最初からチェック観点を固定した方が、指摘が具体的になります。
さらに便利なのは、SEO監査スキルを一回だけ使って終わりにしないことです。
まず記事を監査してもらい、点数と弱点を出します。そのあと、タイトル、導入文、見出し、内部リンク、具体例を直して、もう一度同じスキルで見てもらいます。
この流れを何度か繰り返すと、記事の点数が少しずつ上がっていきます。最初は70点台だった記事でも、導入文を直したり、内部リンクを足したり、実体験を追加したりすることで80点台まで持っていきやすくなります。
大事なのは、点数そのものに振り回されることではなく、毎回同じ基準で弱点を見つけて直せることです。自分では気づきにくい部分を、公開前に何度も確認できるのがSEO監査スキルの強みだと感じました。
見るべきなのは点数より改善点
SEO監査スキルを使うと点数が出ますが、基本的に見るところは点数そのものより改善点です。
AIを使う目的は、肯定してもらうことではありません。「よくできています」と言われるために使うのではなく、どこを直せば記事が良くなるのかを見つけるために使っています。
効率化するのも、手を抜くためではなく、記事の質を高めるためです。最初に78点と出ても、弱い点を直してもう一度見てもらうと84点まで上がることがあります。


このように、SEO監査スキルは一度だけ使うより、改善してからもう一度使う方が役に立ちます。
「点数が上がったから安心」ではなく、「まだ何を直せるか」を確認するために使う。これが、Codexでブログを書くときに一番大事な使い方だと感じています。
AGENTS.mdとスキルは役割が違う
Codexを使うときに少し迷いやすいのが、AGENTS.mdとスキルの違いです。
AGENTS.mdは、プロジェクト全体のルールを書く場所です。たとえば、公開はしない、画像を削除しない、特定のフォルダだけ触る、WordPressへの投稿は明示許可があるときだけ行う、といった作業ルールを書きます。
一方で、スキルは特定の作業をうまく進めるための手順書です。
SEO監査スキルなら、タイトル、導入文、見出し、独自性、収益導線を見る。ブログ制作スキルなら、編集長、SEO担当、ライター、校正、画像、FAQ、WordPress入稿の順に進める。
つまり、AGENTS.mdは「作業場所のルール」、スキルは「作業内容の型」と考えると分かりやすいです。
コピペで使えるSEO監査スキルの例
SEO監査用のスキルは、SKILL.mdというファイルに書いておきます。
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name: seo-blog-auditor
description: Japanese SEO blog article audit skill. Use when reviewing, scoring, improving, rewriting, or auditing blog articles for title strength, introduction, headings, SEO, originality, reader satisfaction, and monetization.
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# SEO Blog Auditor
あなたは月100万PV規模のSEOブロガー兼編集者として、ブログ記事を厳しめに分析します。
## 分析する項目
1. タイトルの強さ
2. 導入文の引き
3. 見出し構成
4. 本文の具体性
5. SEOの強さ
6. 独自性
7. 読者満足度
8. 収益化導線
## 必ず見ること
- 狙うキーワードは明確か
- 読者の検索意図に答えているか
- 冒頭で読む理由が伝わるか
- 見出しだけで記事内容が追えるか
- 体験談、比較、表、画像、FAQがあるか
- ただの一般論で終わっていないか
- 内部リンクやCTAの導線が自然か
- 読者が次に何をすればいいか分かるか
## 出力形式
## 良い点
## 弱い点
## 致命的な問題点
## 改善ポイント
## タイトル改善案・5つ
## 導入文の改善案
## 見出し構成の改善案
## 総合評価(100点満点)
保存場所の例は、Windowsなら次のようになります。
C:\Users\ユーザー名\.codex\skills\seo-blog-auditor\SKILL.md
保存したら、Codexに次のように依頼できます。
seo-blog-auditorで、この記事をSEO分析してください。
URL: 記事URL
公開前チェックでは差分を見る
Codexに記事を直してもらったあとは、完成した本文だけを見るより、どこが変わったのかを確認した方が安心です。
- 導入文の結論が変わっていないか
- 見出しの順番が不自然になっていないか
- 不要な表現が追加されていないか
- 内部リンクの位置が自然か
- 画像やサムネの説明がずれていないか
Codexは修正案を出すのが得意ですが、最終的に公開してよいか判断するのは人間です。
特にブログ記事では、本文の正しさだけでなく、自分の体験として自然に読めるかも大事になります。
Codexに直せるところはそのまま直してもらう
SEO監査スキルで弱点が出たら、全部を自分で直す必要はありません。
タイトル案、導入文、見出しの順番、内部リンクの入れ方、FAQの追加など、Codexで直せるところはそのまま修正してもらいます。
たとえば、私は次のように頼むことがあります。
この記事をSEO監査スキルの指摘に沿って改善してください。
ただし、体験談の事実は変えないでください。
改善してよいのは、タイトル、導入文、見出し、内部リンク、FAQです。
最後に、どこを直したか短く報告してください。
この頼み方にすると、Codexが直せる部分はかなり進めてくれます。
一方で、実際の画面確認、WordPressのプレビュー確認、画像の雰囲気、noteへの導線の見え方などは、自分で見た方が安心です。
- Codexに任せる: タイトル案、導入文、見出し、本文の整理、内部リンク案、FAQ案
- 自分で確認する: WordPressプレビュー、画像の見え方、サムネの文字、公開ボタン、note有料記事への導線
この部分は、実際に自分がWordPressでプレビューを見ている画面や、Codexに入力したプロンプトのスクリーンショットを入れると、読者にも伝わりやすくなります。
ただ「AIで効率化できます」と書くより、実際のプロンプトと作業画面を見せた方が、「こうやって使えばいいのか」が伝わりやすいです。
サムネ作成は完全自動化より分けた方が安定した
実際に使ってみて、サムネ作成では少し失敗もありました。
Codexの作業フローの中で画像まで作ろうとすると、図としては使えるけれど、アイキャッチとしては少し弱い画像になることがあります。
たとえば、ブログネタ出しの流れを説明する画像は作れました。ただ、アイキャッチとして見ると文字量が多く、図解の印象が強くなりすぎました。さらに、日本語入りの画像では、文字化けや文字の崩れが起きることもありました。
一方で、同じ内容をChatGPTに直接送り直して、「この記事のアイキャッチとして使いたい」「日本語を大きく読みやすく」「ブログ運用とAI活用がひと目で伝わるように」と指定すると、かなり使いやすいサムネになりました。


CodexとChatGPTは役割を分ける
今回分かったのは、CodexとChatGPTはどちらか一方にまとめるより、役割を分けた方が使いやすいということです。
Codexに向いているのは、下書き作成、HTMLプレビュー、SEO監査、公開前チェック、内部リンク確認、ファイル管理のような作業です。
一方で、アイキャッチ作成やサムネの雰囲気調整は、ChatGPTに直接相談した方がスムーズな場面もあります。
Codexはブログ運用全体の流れを整える確認役。ChatGPTは文章や画像を単体で相談しやすい相手。このように分けると、無理に完全自動化しなくても作業がかなり楽になります。
触ってよい範囲は絞っておく
Codexに作業を任せるときは、触ってよい範囲を決めておくことも大切です。
- 下書きフォルダだけを見る
- 公開済み記事を勝手に書き換えない
- 画像を削除しない
- WordPressへの公開操作はしない
- パスワードやAPIキーを本文に含めない
こうしたルールを先に決めておくと、Codexに安心して作業を頼みやすくなります。
利用枠を使いすぎないために作業を分ける
長い記事の監査、画像生成、HTML確認、何度もの修正をまとめて行うと、思ったより作業量が増えます。
そのため、毎回すべてを自動化するより、記事ごとに「今回はSEO監査だけ」「今回はサムネだけ」「今回は公開前チェックだけ」と分けた方が使いやすいです。
完全自動化を目指すより、必要なところだけ半自動化する方が、ブログ運用では安定しました。
ネタ出しまで定期的に任せたい場合は、Codexで毎週ブログネタを自動作成する方法のように、オートメーションだけを別で組んでおくと管理しやすくなります。
まとめ
Codexは、ブログ記事を書くだけのAIではありません。
下書き作成、HTMLプレビュー、SEO監査、公開前チェックまで含めて考えると、ブログを公開する前の確認作業でかなり使いやすいです。
特に、SEO監査スキルを作っておくと、毎回同じ基準で記事を見直せます。
ただし、すべてをCodexに任せる必要はありません。サムネ作成のように、ChatGPTに直接頼んだ方が良い作業もあります。
Codexで全体の流れを整え、ChatGPTで画像を作り直し、最後は人間が確認する。
今のところ、この分担が一番使いやすいと感じています。
参考リンク
- OpenAI Developers: Codex
- OpenAI Developers: Agent Skills
- OpenAI Developers: Custom instructions with AGENTS.md
- OpenAI Developers: Codex app Automations
- OpenAI Help Center: Using Codex with your ChatGPT plan
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よくある質問
Codexのスキルは初心者でも作れますか?
難しいコードを書かなくても、SKILL.mdに手順を書くだけで始められます。まずはSEO監査や校正など、文章チェック用のスキルから作ると使いやすいです。
AGENTS.mdとスキルは両方必要ですか?
両方あると安定します。AGENTS.mdには作業範囲や禁止事項を書き、スキルにはSEO監査や記事制作など特定作業の手順を書きます。
サムネ作成もCodexに任せていいですか?
候補作成までは便利です。ただし、日本語入り画像は文字化けや崩れが起きることがあるため、最終確認は人間が行い、必要ならChatGPTに直接作り直してもらう方が安定します。
公開まで自動化しても大丈夫ですか?
最初はおすすめしません。下書き作成や公開前チェックまではCodexに任せ、公開判断は人間が行う流れの方が安全です。
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